わくわくが止まらない!異世界転移ファンタジー

三咲晶穂は、施設で育った大学生。ある夜、不審な者に襲われそうになったところを、同じ大学に通う先輩・氷山リンに助けられる。

面白いです!超長編なので、私自身も手が出しずらかったのですが、一回読み始めたら止まりません。
軽すぎず重すぎずの文章が秀逸で、緻密に練られた設定に惹き込まれていきます。

異世界、バトル、転移、獣人、吸血鬼、魔女、冒険、恋愛…全部詰まっています。なのに、ゴチャゴチャ感が一切なく、すべてがバランス良く展開されているんです。すごすぎ!

晶穂は現実世界と、ソディールという別の世界を行き来しながら、なぜ自分は狙われているのか知っていくことになります。タイトルにある「銀の華」は、そのソディールの自警団の名前。めっちゃかっこよくないですか?好きです。

長い物語なので、もちろんキャラクターも多くなります。ですが、読んでいるうちに自然と覚えてしまうくらい魅力的な子たちばかりです。推しキャラも見つかるかもしれません♪

面白い作品の共通点は、”敵が魅力的”なところだと私は思います。この作品でも、章ごと敵が登場しますが、それぞれの考えや目的、想い、守りたいものがあり、かっこいいんです。主人公たちではなく、敵側を応援したくなったりもしました。

そんな異世界感たっぷりのバトルは臨場感がすごい。だが!キャラクターたちの日常、旅行、恋バナで盛りあがっている場面もたくさんありますので、読んでいて飽きがきません。

きっとわくわくが止まりません!ぜひ読んでみてください。

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