作家になりたい未熟者。カクヨムには合わない地の文ばかりの文芸色強めの短編を主に投稿してます。不定期更新ですが、書きあぐねているだけでここのことは忘れていません…
絆という言葉があまりにも「縛る」というニュアンスが強すぎて苦手なのですが(あくまで、個人的に)、この物語はまさに、かつて強く結びついていたふたりの関係の、ゆっくりと後戻りしようもなくほどけていく様子…続きを読む
テクニックも構成も抜群、お若いのに一体なにを読んで育ったのかな、一晩ヒザを詰めて語りたいくらいです。この手の物語は、いきおい私小説風になりがちですが、適度な距離感が心地よく、わたしのような人生…続きを読む
ひとは矛盾のなかで呼吸をしている。《私》もあなたもわたしも。おとなになるということは矛盾を飲みこむことで、おとなになったというのは矛盾を味わえるようになることかもしれません。読んでいるとき、視線は…続きを読む
この物語に描かれるのは喜びではない。悲しみでもない。だけど感情が揺れる。笑うときにも泣くときにも震える、根っこのほうの感情なのではないかな、と思った。抱きしめられる温かさも、見守られる心強さも…続きを読む
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