恋心は相手に抱くものではなくて自分が抱くものと言うことを誰にも伝わるように書いていると思いますわ。人は見たいものを見たいように見るもので、美しさは信仰という一つの価値観が描かれていると思います。でも、好きなものはやっぱり好きですものね。余計なものに目を瞑るのも悪くはないと思いますわ。
昨今の責任を取らせたがる風潮の世の中に対する訴えな感じの内容。作品と作者や役者は別々って思えない人が多いのはそれだけ作品にのめりこんでる人が多いって事で仕方ないのかもしれない。
昨今、クリエイターと呼ばれる人たちの不祥事があります。自分が好きなクリエイターの発言とか行動が問題になった時、あなたは作品を以前と同じように愛せますか?この小説はそんな問いかけがテーマになっています。人によって「裏切られた、罰として世間から消えて無くなれ」「復帰してほしいから、むしろ積極的に推す」とか色々な意見があるかと思いますが。このお話ではただ静かに強く、作品が汚されないことだけを願っています。おおっぴらに主張しないからこそ、祈りのような雰囲気が良かったです。作品そのものを愛している感じが伝わってきました。
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