傷ついた猛禽は、ユリカゴに揺られて温もりを知る。

 国家の存亡を懸けた大戦……そんな歴史の大舞台の片隅で、小さなユリカゴの如き平穏を守ろうとした、ひとりの騎士の物語。
 戦場しか知らなかった男が、戦場を知らない少女とその家族たちと触れ合う中で、戸惑いながらも己の在り方を見つけていく姿が、実に胸を打たれます。