概要
本当に刑事達が歌って踊って事件を解決!
群馬県のとある湖畔の別荘できれいに積まれた5段の死体。それの捜査にあたるのは、とにかく歌って踊って事件を解決するとんでもない刑事達の歌踊署の面々。殺された5人は全員同じ会社の社員だってことで、地味な社員への聞き取り調査は会社の所轄の警察にお任せして、死んだ社員の穴を埋める派遣社員になりすまし潜入捜査を開始した。すると、この一連の殺人事件をプロデュースして、更に何か企む黒幕の存在が……。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!この世に踊らずに解ける難事件があるだろうか?(いや、ない)
ミュージカルが苦手な人は言う。「いきなり歌い出すあのノリについていけない」
しかし、この小説を読んだあとなら、確実にこう思ってくれるはずだ。
「小説と違って音楽があるなら、歌っても全然不自然じゃないよね!」
それくらい、小説というジャンルでマジメにミュージカルをやろうとした、とんでもなくおばかで無茶な、いや、意欲的で挑戦的な作品であると言えよう。
きっと、最初の1話目であきれ果てたあなたも、3~4話まで読み進めればこう感じてしまうことだろう。
「何を普通に謎解き会話なんてしてるんだ!? もっと歌えよ、もっと踊れよ!」と。