そんな事実があるとは初めて知った。それだけでも本作を読む価値は十分にある。 皮肉屋でありながらも諦観と静かな怒りをにじませるポポウの台詞が胸を打つ。 必読本作。
我々の生きているところは二次元じゃなくて三次元。なのに二次元での数値を語る。次元を一つ落とせば、ウソをつかなくても見えるはずのものが隠せてしまう。ごく僅かな情報に安心して、少しずつ湯の温度が上がっていることに気付かない。気づいたカエルは逃げるのか。それとも気づかぬふりをして幸せに死んでいくのか。もう逃げられなくなった時、カエルたちは何を思うのだろう。
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