概要
健康であることの幸せを、少女は異世界で噛みしめる。
私は、生まれつき病弱だった。
何度も死にかけては生き延びて、病院のベッドの上で人生のほとんどを過ごしてきた。
けど、ついにその十五年が終わろうとしている。
両親の愛に包まれながら、やっと楽になれるって幸せな気持ちで死へと向かう私。
そのはずだったのに、気付けば見知らぬ草原に私は立っていた。そう、立っていたのだ! もう自分では身体を起こすことも出来なかった私が!
それどころか歩けるし、走れるし、大声で叫べちゃう! 心臓も痛くならないしぶっ倒れることもない!
大喜びでこの死後の世界を楽しんでいた私だけど、優しい門番さんや組合の長にここが今まで住んでいた場所とは違う世界なのだと知らされる。
ギフト? ザムラー? ポノフィグにマナストール?
聞いたことのない単語の数々に首を傾げてばかりの
何度も死にかけては生き延びて、病院のベッドの上で人生のほとんどを過ごしてきた。
けど、ついにその十五年が終わろうとしている。
両親の愛に包まれながら、やっと楽になれるって幸せな気持ちで死へと向かう私。
そのはずだったのに、気付けば見知らぬ草原に私は立っていた。そう、立っていたのだ! もう自分では身体を起こすことも出来なかった私が!
それどころか歩けるし、走れるし、大声で叫べちゃう! 心臓も痛くならないしぶっ倒れることもない!
大喜びでこの死後の世界を楽しんでいた私だけど、優しい門番さんや組合の長にここが今まで住んでいた場所とは違う世界なのだと知らされる。
ギフト? ザムラー? ポノフィグにマナストール?
聞いたことのない単語の数々に首を傾げてばかりの
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!子どもを亡くした家族に...
私たちには、3歳でこの世を去った「陽斗(はると)」と言う男の子がいました。
ミキちゃんとは違い、亡くなる3日前まで元気な子でしたが、突然の病気で逝ってしまった彼に、親として何もしてあげられなかった後悔ばかり...。
7年経った今でも、惰性でただ生活してるそんな感じでした。
そんな時、この小説に出会いました。
もしかしたら彼も、ミキちゃんと同じように、やりたかったことや楽しいことを、素敵な仲間たちとともに、いっぱい経験しているのかなって思えて少し楽になりました。
私たちと同じように苦しんでいる人たちに、ぜひ読んで欲しい...。
そう思いました。
これからもミキちゃんが、色んなたくさんの経験をし…続きを読む