人、家族、街、兵団、国家、想い達よ、前へ!


転生や魔法をナシで、どこまでリアルを描けるか。
作者さまがめざす「航跡」の筋道が世界をうむ。

数の削りあいになる戦場で粒でしかない兵達は
それぞれの信念と家族や恋人との想いを胸に、国を背負い戦いの地平に挑み続ける。
彼らを鼓舞する上官たちの人間味あふれた魅力と高い能力は、兵を束ね軍を動かし国家を護り抜く。
大軍と大軍のぶつかりあい、個の個性。
両方に照準を一気に絞れる作者さまの目線・思考のピントにブレはなく
鮮やかな視界を読む方々にあたえ続けています。

戦場の余韻、目の奥に残る砂塵のむこうに、砲弾放たれた名残の火薬を嗅げるような臨場感
「咆哮する狼」を旗印に掲げる強靭な名将が、まろやかな女性の指先であしらわれた瞬間には
胸にきゅるん♡とトキメキまでもらえます。

国家に、戦場に、街に、そして人に胸が熱くなる1ページ1ページ
彼らの航跡を追いかけてみませんか?

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