ハロウィーンの明けた朝に　

　３年前のハロウィーンの夜、渋谷で娘を殺された北見豊は自衛隊秘匿組織「別班」
の班長であったが、娘の死に関与した仮装者の男達は反省の兆候すら見せないでいる
のに業を煮やし、遂に今年のハロウィーンの夜彼等を軍刀で叩き切る決心をした。
　旧日本陸軍の軍装の仮装をした彼は事を終えればその場で腹を切るつもりであったが、部下の松木と未来から来たと言う岸本の二人に寸でのところで止められる。
　そこには一個小隊の旧日本軍の軍装の仮装者達も居て、彼等は渋谷の仮装者を片っ端から射撃していった。国際リニアコライダー日本誘致の失敗に絡む、SFサスペンス。