概要
居るはずないアオムシが、こんなところに・・・
２０３３年の第三次緑の革命以降、食料は自然と隔離されたドーム内の工場で、完全無人化で生産されていた。しかし、ある日、ドームを見学に来た十才のトシくんは、工場内で生産されていたキャベツにアオムシが這っているのを見た。不製品とされないよう、経営者の上野さんは取り繕うが、トシくんはそんなことに興味はない。食料生産が自然との関係を断ち切ったことで、自然そのもののあり方も変化していることに気づき始めた。
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