ひとつの恋が実ったとき、見えてきたものは――

 高校二年生。あるクラスで、ひとつの恋が実る。それをきっかけに見えてきたクラスメイト五人の心とは――?

 思春期特有の混沌とした気配と、すべてを打ち破るようなエネルギー。ひとつの恋を軸に描かれる五人の苦悩、嫉妬、喜び。それぞれの視点によって、まったく違う景色が見えてくる。

 光へと手を伸ばし、闇へと吸い寄せられる。複雑な心が絡みあう、青春の一場面を切りとった物語。つづきが読みたくなるお話でした。

その他のおすすめレビュー

野森ちえこさんの他のおすすめレビュー1,982