よ、読んでおいて良かった……。
読了後、そう思わずにいられなくなること必至の作品です。
本作は、『日本社会の教育の矛盾』を鋭く突いた事態が起こります。私たちが知らず知らずに陥っている『ある事態』。そこにまつわる形で、『動く二宮金次郎』が怪異として襲ってくるという展開が起こります。
深夜、動く二宮金次郎に捕まってしまう。そして『ある質問』を投げかけられる。
これ、答えられる人はどれくらいいるでしょうか?
今からでもまだ遅くはありません。あなたの元に二宮金次郎像が現れ、『その質問』を発せられる前に。
先にこの作品を読み、『予習』をしておくことをオススメします。
手遅れに、なってしまう前に……。
いやもう、これ、正しく知ってる人どれだけいる?って思いますね。
どうです?実際のところ、知ってます?知ってました?!
実際に何をした人なのかわからない偉人と言えばもうこの人ですよね、ってくらい。次点で金太郎ですよね。金太郎ってあれだよね?クマにまたがってお馬の稽古した人でしょ?ハイシドウドウ言うやつでしょう?あれ、マサカリ担い『だ』金太郎じゃないんだよ?マサカリ担い『で』金太郎だからね?ちゃんとそこ覚えておこ?
違う。覚えるのそこじゃねぇよ。
ていうか、金太郎の話じゃないしな?
二宮金次郎だから。金は金でも金次郎の方だから。次郎の方だから。って書くと何か兄弟みたいですね、無関係なのにね、ウケる。
ほら、こうやってね、全然関係ないことをグダグダ書くことになるから。
それもこれも二宮金次郎の功績が正しく知られてないせいだから。
もうね、まったくわからんって人はね、こちらの短編でお勉強だ!