日本の学校教育に警鐘を鳴らす、二宮金次郎の魂の叫び!

 よ、読んでおいて良かった……。
 読了後、そう思わずにいられなくなること必至の作品です。

 本作は、『日本社会の教育の矛盾』を鋭く突いた事態が起こります。私たちが知らず知らずに陥っている『ある事態』。そこにまつわる形で、『動く二宮金次郎』が怪異として襲ってくるという展開が起こります。

 深夜、動く二宮金次郎に捕まってしまう。そして『ある質問』を投げかけられる。

 これ、答えられる人はどれくらいいるでしょうか?

 今からでもまだ遅くはありません。あなたの元に二宮金次郎像が現れ、『その質問』を発せられる前に。
 先にこの作品を読み、『予習』をしておくことをオススメします。

 手遅れに、なってしまう前に……。

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