概要
全ての過去と全ての未来、交わるここが特異点。
大好きなバンドは既に解散していた。ところが一年限りの再結成をすると言う。洪子は一人ライヴ会場に行く。そこで受けたものが、彼女が人生を決める決め手になる。
連作「六姫」の六番目です。三話完結。
連作「六姫」の六番目です。三話完結。
私を見付けて頂き、読んで頂き、ありがとうございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたは現実に切りこむ武器を持っているか!?
いやあ、面白かった。
『燐姫』以降、調子のいいときにだけ追っかけてきたこの、六姫シリーズ。
出逢い、別れ、また巡り合う。
言ってみれば人生なのだけれど。
それがまあ。
作者様のおっしゃる『ゴリゴリの純文学』なわけだけどさっ。
これは、姫たちがそれぞれの魅力でリアルに切りこむ話なわけで。
目指すものはそれぞれに違っていて、でもつながり合う。
何て言うのかな。
高みに至れば、見えてくるものが、くっきりとしてくるものなのかなって。
世界のありかたは、それでいいんだって、信じられる。
いや……今はまだ、信じたい、かな。
思えばわずかな時の中で、遠くへ来たものだ。
作者様の筆致によって、ノリノリでつい…続きを読む