他人同士でも、孤独同士でも、きっと存在を証明できる。

 後半のワンシーンが胸に刺さって取れません。
 顔の知らない、話したことのない、たったいま会ったばかりの他人同士。それでもお互いが「そこにいる」ことだけは間違いない。空っぽでも、無意味でも、互いの存在を認め合って、それが小さな「生きている」という実感に繋がるのでしょう。思うに、人生はそんな小さな繋がりの連続です。もし孤独でなければ、そんなちっぽけなつながりにすら尊さを覚えることは無かったでしょう。
 不思議と励まされるような、強いメッセージ性を感じました。面白かったです!

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