バーチャルな世界で繰り広げられる、ハードでインテリジェンスなバトル

ゲームオーバーになると人生のすべてを失うことになるバーチャルゲーム『Fake Earth』。主人公はこのゲームに挑んで帰ってこなくなった少女を救うため、危険を顧みず仮想空間に飛び込む――

序盤から息もつかせぬバトル展開。
ゲームのルールがとてもしっかり設定されているのですが、要所でうまく説明を挟み込んであるため、ストーリーに没頭することができます。
えっ、この人プレイヤーだったの?! みたいな、ちょっとミステリー的な展開もあり、ハラハラドキドキしつつ最新「37話 列車非常停止警報装置(後編)」まで読ませていただきました!

自宅設定されている場所で、家族としてふるまっているキャラや、警察官までもが敵かもしれないので、気が抜けません。
主人公は何度もピンチに陥りますが、頭脳や「目の力」を駆使して切り抜ける展開がなんとも胸熱!!

ゲーム内で手に入れることができる武器・アイテムである「ギア」の設定が、いろいろあってとても面白いです。
主人公が手に入れたケルベロス、役にたたなそうでいてかわいい。危険が近づくと一生懸命教えてくれて健気~。
モグ吉師匠と併せてこのお話の癒しです!
チュートリアルキャラの円卓会議、競馬の居酒屋実況みたいで笑えました。

今のところ、消えた凛子の行方は分かりませんね。
序盤で図らずも共闘することとなったお姉さん・紫藤は、もしかして再会もアリ?!
何より謎めいていて気になってしまうのが、プロローグで出てきた教師の存在。
えっ? この先生がいるのは現実世界? それともバーチャル?
先生自体も何者なのでしょう。
今後が気になるところです!

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