概要
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!強烈な変態性を乗り越えた先に、たしかな感動があふれる。
●はじめに
タイトルを見て読むのをやめてしまった、そこのあなた!
あるいは、あまりにも強烈な本文一行目にドン引きして画面をそっと閉じた、そこのあなた!
作品を読み進めたものの「うわあ、コイツ(主人公)変態じゃん……見なかったことにしよう」とサヨナラした、そこのあなた!
ぜひ! 戻ってきて最後まで読んで欲しい!
数々の変態的なシーンの先に、素晴らしい感動があるから。
面白い。とにかく面白い。
キャラが、会話が、設定が、ストーリーが、すべてが面白い!
こんなに面白い作品を読まないなんてもったいない!
下ネタが苦手でなければ、ぜひお勧めしたい!
ただし、読むときには【ちょっと背後に注意】…続きを読む - ★★★ Excellent!!!タイトル通りの話だが、タイトルを超える内容がある
メランコリニスタ 静かなハイで眠れない
――YUKI「メランコリニスタ」より
冒頭から始まるぶっ飛んだ設定。
エロ本にライドする男。(意味がわからないと思うが、そのままの意味だ)
その男に依頼を持ち掛ける少女。
ブックライダーという能力を持つ人間がいる世界の話だが、
実のところそんなことはどうでもいい(失礼、どうでもいいは言い過ぎました)
これは、何かが欠けてしまった男と少女の希望の物語だ。
だからこそ、ぶっ飛んだ設定・内容でもぶれることなく読者の心を掴む。
タイトルに惹かれた方はぜひお読みください。
ただし、ニケツする際はご注意を。 - ★★★ Excellent!!!間違いなく、ロックンロール
レビューさせていただくのになんの躊躇もありませんでした。
センシティブであろうとエロティックであろうとこういうセンスと疾走感だけで成立できる小説こそがわたしが欲するものだからです。
リズム。
私事で恐縮ですがわたしはリズムに命を賭けます。
望むのはアフリカ大陸に端を発する、日本の祭礼のプリミティブな感情に端を発する本能のリズム。
それがこの小説を貫いています。
意味など無意味。
無意味こそが全ての人間にモノを考えさせる究極のコンテンツです。
ライド。
狂っても、構わない。
叫び出し走り出したくなるようなセンスとロック・スピリッツの塊のような作品です。
お勧めいたします。