地に足のついた世界観、明瞭な描写による異能と戦闘の迫力。時間をかけて読み込みたいハードなファンタジーだと思います。
ファンタジーとハードボイルドを愛する。 北方謙三に多大な影響を受けています。 小説を気に入っていただけたら、ぜひ感想を聞かせてください。
ジュブナイルとはこんな物語のことを言うのだろう。主人公はあのジュール・ヴェルヌ。ヴェルヌの小説のキャラクターが登場するパスティーシュではなく、フランスからアラスカに避難してきたジュール・ヴェルヌ本…続きを読む
最初の一文を目にしたとき、私はそう決意した────いや、させられたのだ。何も分からぬうちに淡々と描写される主人公の日常は、特異でありどこか牧歌的である。これは知っている。見たことがある。この語り口…続きを読む
この作品は、『氷惨』と呼ばれる氷の怪物の脅威に晒される世界が舞台のSF。冷たくむごい世界や、そこで足掻くキャラクターたち、独特の表現で描かれる戦闘シーン。様々な魅力があり、読者を引き込んでゆきます。…続きを読む
氷の怪物に侵略される十九世紀、主人公がまさかの少年ジューヌ・ヴェルヌという独自性のあるシチュエーション。異常に変異してしまった世界の悲惨と見た事もない光景を、共に切実にありありと見事に描写している…続きを読む
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