完成された群像劇。視点変更の妙技。

  • ★★★ Excellent!!!

妙技というのが正確かどうかは分かりませんが、5人の中心人物を、その視点それぞれから一話ごとに描写していくという方法は、非常に高い技術が光っていると思いました。

この辺の視点描写が上手くいかないと、感情移入ができなくなってしまうのですが、その辺りもなんの問題もありません。

最終話を読み終えた時、過ぎ去って行った物語の寂しさを、しっかりと感じ取れる作品だと思います。

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