グサッ!

 寸鉄人を刺す名作。小太刀の抜き討ち一閃のような快さがある。
 『何故』ではない。『だから』でもない。『そうか』なのだ。しげしげと穴を眺め、穴があること自体に納得するような。そして気がつくと、自分も同じ場所にいる。
 必読本作。