感情を持つ人形がみた終末世界とは

すべての生物が消え失せた終末世界。
そんな空虚な場所に遺された感情人形のソフィアは、他の三体の人形と出会い……。

人の手で作られた人形が、人類が死に絶えた世界に生き残ってしまう。
ここに大きな不条理さを感じます。
AIであればそういう映画があったかもしれませんが、この物語はまったく異なります。

感情があり話すことはできるけれど動くことの叶わない不自由なソフィア。
魔女が作った人形三体と出会い、ソフィアはある決断をする。
それは自身がかつて過ごした環境を思い、そこへ帰依する理を見出したから。

廃墟となった終末世界で、大切な何かを見つけ、回収するように旅を続ける三体の感情人形。
彼女たちの行方にはまだまだ行き場を失くした同胞が待っているはず。
退廃的なのに美しい、そんな物語でした!

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