迷蔵……それは……キミが見た光……(またこれか……

 秀逸でございますッ!! 秀逸でございますぞぉぉぉぉぅッ!!(早馬で駆けながら

 ねえどうして すごくすごく凄かこと ただ伝えたいだけなのに
 ことばが 天保っぽくなっちゃうんだろう……(知 る か

 本作は、事件性の見られない行方不明者の捜索を主たる活動とするNPO法人「come back home」の面々の織りなす、オカルティックホラー! 深紅の並行世界伝説である……(もぉー真面目にやろうか?

 頼れる(はずの)チーフ、倉部を中心に、軽薄そうでいて実は空気読みまくりの鬼海、常人には見えない「入り口」が見えてしまう、どこか陰をまとったかに見える熊谷ユキ……そして自らの兄を幼い頃に「見失った」、絶対なる記憶能力「カメラ・アイ」を持つ新人、久原龍之介……

 この四人が、何気ないような普段の風景に開いた、不可思議な「入り口」から8つの並行世界を探索し、呑み込まれた不明者の救出に向かうというのが大筋なのですが、

 何より、描写の細やかさ、心情の掘り下げ方、一流映画のカメラアングルと評してもいいくらいの自然な、しかして非常に叙情的な三人称視点がこう……来るわけですよ、こう、ぬこっとね、ぬこっと……(語★彙★力

 文体全体を通しての引き込まれ感に、先の読めなさ/先を読みたさが相まって、拙僧はもう、御成が如くに全・頭皮の毛根が死滅してしまいそうなほど身もだえるのじょのいこ……(毛根が死滅しているわけじゃないし、その語尾は御成じゃなくてえなり

 と、とにかく全カクヨム民たち、この才能に刮目しながらとくと読みなさいなんだからねっ!!(凍★土

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