2つの自分に思い悩む事もある

ネットの中の自分と現実世界の自分、どちらも自分だけど、この2つの自分が全く変わらないって人がどれほどいるだろうか?

黒井は間違いなく違う。

ネットの中ではさらりと言える事が現実世界では恥ずかしくて言えない。ネットの中での黒井を恥ずかしくて現実世界の友達には言えない。

そんな風にして、いつしか僕は、ネットの中にもう1人の僕を生み出した。

それは悪い事ばかりではないだろうけど、そのもう1人の自分と現実世界の自分との違いに悩むこともある。

恋愛が絡めばなおさらだ。しかも、知り合いをネットで見つけて、匿名のままで仲良くなってしまったら、その人を好きになってしまったら……。

黒井もネットで仲良くなった人に背中を押されて文章を書くようになった。

冬が迫る秋の流星群が降ったあの日。『流星群が寒さを連れて来たね』たった一言のその言葉を褒めてもらい、森博嗣先生の小説を貸してくれたその子の事が黒井は好きだった。

村良 咲さんの『私が知るあなたの知らない私』を読んで黒井は、そんな事を思い出しました。

おすすめです(●´ω`●)

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