7.誇大広告と信頼できるソース

 自分はずっと「Youtuber」というものが好きではありませんでした。理由は簡単で、まあよく目立つ、話題に出てくるのが大抵「きもい変顔」「!とか?を使った誇大広告上等のタイトル」「その割には全く内容のない、効果音と勢いだけの本編」だったからなんですよね。何を思い浮かべるかはご自由にどうぞ。多分100人がこの文字列に該当するYoutuberを調べたら、それなりに似たような面々を思い浮かべるんじゃないでしょうか。


 でも、そんなものを見るたびに思うんです。「ああ、こういうのじゃないと見向きもしないんだな」って。内容が良いとか、そういうところって案外見られてないのかなって。ホントに酷い言い方をするならば「これくらい露骨にしないと認識できないんだろうか」みたいな感じになるんですよね。でもそうなんだろうなぁって。悲しいところ。


 自分は、その手のハリボテが凄く嫌いです。それらを好きこのむ人間を含めて、出来れば関わり合いになりたくないなぁって。


 そりゃなんでも大げさに言ってれば楽しそうに見えたりするかもしれないですよ。でも、実際面白くもないものを楽しく見せるのって正直詐欺だと思うんですよ。


 例えば漫画とかだってそうです。悪いところに目をつぶってほめるのは簡単ですよ。良い部分だけ抽出して、そこを思いっきり大きくすればいいんですから。


 けど、それで「面白そうだ」と思って手を付けて、肩透かしを食らった人の立場はどうなるんだと、本気で思うんですよね。よくあるんですよね。すっごい誇大に面白い面白いって言ってるのを見たから、じゃあ読んでみようかってなって手を付けたらとんだ肩透かしだった、なんてパターンが。


 そんな誇大広告みたいなものが多いイメージだったYoutuberなんですが、最近は少しだけイメージが変わりました。いや、今でも相変わらず「くっだらねえなぁ」みたいなイメージを抱いてるところは結構あるんです。だけど、色々見ているうちに「結構中身がしっかりしてるなぁ」というものも中にはあるということも知りました。


 ちなみにVは見てません。あれもファンがめんどくさそうで、書くに書けないんですけど、正直コンテンツとしては、そこまで必須科目だとは思ってないんですよね。

 

 それはさておいてYoutuber。自分の出す話題とかを見ているとわかるかもしれないんですけど、結構その手のもので「それなりに追っている」というチャンネルはあります。その中には「きちんと内容があるな」と思ったり「動画だからこそ/Youtubeだからこそ出来てるな」っていうものもあるんです。そんなものを見てから、上記のようなものを見るたびに思うんですよね。「こんなのが人気なようじゃだめだな」と。


 まあそんなことを言っててもしょーがないといえばしょーがないのですが、せめて自分は誇大広告の無い、「信頼できるソース」でありたいなぁと思ってたりします。最近は色々な情報について書いたり書かなかったりしていますが、出来る限り誇張せず、飾らずを心がけてます。

 

 それが何か創作につながるのかと言われれば難しいところですが、作品の良い部分、悪い部分をきちんと見極めて分析する力って、書く方でも必ず役に立つスキルだと思うんですよね。まあ、単純に、あのハリボテのようなYoutuberが嫌いなだけかもしれませんが。

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