蒼風の創作小噺

蒼風

2019年

1.「縁の切れ目」と「未練」

 なまじ最初に出したものが結構大がかりと言うか、長いものだったが故に、続きがやりにくくなるというのは良くある話。そんな気持ちを中和すべく軽い話を一つ。

 自分は最近「縁」という感覚を大事にしています。これは何かっていうと、例えばある作品に関しての情報を妙に見るとか、多分そういうの。自分の場合はスマートフォンゲーム(以下スマフォゲー)なので、それ以外の作品との縁がどんな形で見えるのかはよくわかりませんが、スマフォゲーに限って言うとある程度自信があるのは「引き運」です。


 基本的に日本で出来るスマフォゲーは運要素……もっと言ってしまえば「ガチャ要素」が多分に含まれています。例えば最高レアリティが何パーセントだとか、そういうやつです。その手の数字は当然公表されていて、それを弄ったりしようものならば訴えられかねないわけですが、その数字を大きく上回る作品は基本的に縁がある、と自分は勝手に考えています。


 具体例を出した方が分かりやすいと思うので、具体例を出しておきましょう。まず一作品は「八月のシンデレラナイン(以下ハチナイ)」です。本作に関しての具体的なコメントは脇に置いておくとして、本作を未だにプレイしているのは全くの偶然なんです。元々は友人がリセマラ遊びをしていたのを眺め、翌日に自分もやってみようという好奇心でインストールしたという経緯があるのです。


 しかも「一回やって、ガチャ引いて、笑ってアンインストールしよ」という考えで入れたものです。つまり最初は全くプレイする気は無かったと言って良いでしょう。ところが、リセマラ(一回なのでこの表現が適当かは分かりません)をしてみると、リセマラ終了クラスを一人に加えて、SSR(排出率3%)は2枚、SR(排出率17%)は全体の半分程度(全体が30回です)という引きをします。


 今思い返してみても、この引きが無ければハチナイはやっていなかったと自信を持って言えます。間違いなく引きに爆笑してそのままアンインストールして終わり。これが自分とハチナイの「縁」だったのかなぁと今になって考えてしまうのです。「縁」というからには当然切れ目があるわけですが、そのことに関してはひとまず横に置いておきます。


 もう一つ具体例を上げておきましょう。自分がプレイしているスマフォゲーの一つに「バンドリ!ガールズバンドパーティ(以下ガルパ)」があります。こっちは知名度も高いので知っている人は多いかと思いますが、これのドリフェス(要するに最高レアリティの出現率が二倍になるガチャ)において、SSRの引きが長らく10%をキープしていたのです(期待値は6%)。


 これら二つの作品には一つの共通点があります。それは「自己の創作にいい影響を与えた」ということです。「ハチナイ」であれば、そこに登場するキャラのSSを書いたあたりで一つコツをつかみ、それが「creAte!」を書くことに繋がり、初の中間選考突破となりました。


 「ガルパ」に関しても、その二次創作を見て作り始めた作品(名前は決まっていません)は、これもまた一つ掴んだ感があるものです。いずれも個人的な感覚でしかない上に、後者はまだ何も結果が出ていないのですが、恐らく前回よりもいい結果につながると自分はある程度確信していたりします。


 で、問題は「縁」の「切れ目」です。上記二作品にはもうひとつの共通点があって、それが「縁が切れたであろう作品」であるという事です。


 「ハチナイ」に関していえば、今まで不思議とコンプリートしていたキャラで、しかもゲーム内で必須(その手のキャラを不思議と引き抜いてきた過去があったりします)という性能のキャラが引けませんでした。それも100連を超えて、最高レアリティすらなし。完全なる爆死。そんな事は「ハチナイ」をやっていておおよそ初めての事(そもそも10連は無償石でしかしないので数そのものが少ないのですが)でした。


 また、ゲーム内の高難易度イベントは、キャラクターの調子があがるおみくじの大吉を引くことでいつもなんとかしていたのですが、期間があと10日を過ぎたにも関わらず一度も引けていません。その間に滅多に引く事のなかった凶を三回も引きました。恐らく期間中に大吉を引くことはないだろうなという気がしています。


 「ガルパ」で言えば、急にドリフェスの引きが悪くなりました。それとほぼ時を同じくして、どうも運営があまり信頼出来ないという感じが出てきました。一応細かな事態は収束をみたのですが、恐らく地雷そのものは完全に除去されていないのではないか、というのが自分の読みです。


 これらの作品はいずれも「縁が切れた」と自分は思っています。だから本来はもう「プレイする時間そのものが余り有意義ではない」のではないかという気がしています。ただ、人というのはなかなか難しいもので、特に初期から続けているゲームは「未練」という感情が存在します。


 「ガルパ」の方は課金をしていない(フィジカルなモノを買うことを中心に据えていました)のですが、「ハチナイ」はまあまあ入れた記憶があります。一応これでも順位のつくイベントでは三桁をキープしています。ゲームの運営にはほとほと愛想が尽きていますが、キャラクターにはまだまだ愛着があります。


 そうなると困ったもので、無駄な時間だろうという判断を下していても、続けてしまう。実は「未練」という感情が一番無駄を生成してしまうのではないか。最近はそんな気もしてならないのです。まあ、そんな合理的に切れないのが人間だと言われればそれまでなのですが。


 作品との「縁」はどこに転がっているか、正直自分にも分かりません。自分にとって必要な情報が必ずしも向こうから飛び込んでくるとも限らないと思います。ただ、ふと視界にうつって気になったものは案外重要だったりするのかなぁと、思ったり思わなかったりするのです。何となく気になったから買ったという漫画は、最近6作品で3作品が当たり(うち一作品が大当たり)だったので、そんなに無視できるものでもないのかなぁ、とも。


 次はもっとこう、参考になることを書けたらいいですね。ええ。ネタが無い訳じゃないんですけど、何分カクヨムコン5中に作品を書き終えるとなると一か月10万字くらいかかなきゃいけないみたいなので。うひぃ。


【参考】

・『スマフォゲー嫌いのスマフォゲープレイ体験記』(URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054889676093


・『creAte!』(URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054887651852

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