難解(ほめ言葉)でドロドロのホラーになっていくどうしてこうなった感が素敵です。
私は、最後の最後まで気付けなかったのですが、わかった瞬間に腑に落ちましたどこかおかしい。けど、どこがおかしいのかははっきりとは言えない1話しかないのに、この技術は凄すぎる・・・!!!
面白かったです。ラストで明かされる真実にぞっとしました。読んでいる途中から、そういう事なのではないかと思っていましたが。サクッと読めるので、是非皆様にも読んで頂きたいです。
つづられる、ブティック店員を名乗った女性の証言。上品な言葉遣いに、ちりばめられた違和感。最後に明かされる事実に、不思議な感覚を味わうことができます。
この小説はいわゆる独白のように一人の視点で物語が語られるため、その人物の思考や考え方が大きく反映されているのが独特な雰囲気があってとても魅力的です。 大抵の人は人の考えを真正面から覗き込むことに抵抗を覚える。さらに、その語り口調もどことなくいやらしいというかなんというか。とにかく読んでいて気分が下がっていくのを感じました。 最後の落ちも考えうる中である意味で最悪。とにかく、終始いや~な雰囲気のある良いミステリーだと思いました。 面白かったです!
勝手に「登場人物の語り口調で進むミステリーは傑作」と思っている私。何が起きていたのか、すべてを語り終える時、驚きの真相が浮かび上がります。
誰の「理想の姿」なんでしょう。
ブティックで働く女性は、向かいのカフェに佇む男性に好意を寄せていました。ある時、男性と近づく機会に恵まれ距離を縮めるのですが……。 違和感を抱えつつ迎えるラストの一文、芽生える謎と恐ろしさが後をひきます。 あなたは真実を知ることができるでしょうか?
紳士はマネキンの方を見初めたのかな・・・?と思いましたが、まさかのどんでん返し!彼女が見たものは一体なんだったんでしょうか・・・
怖い。いや、怖いよ。読み進めていくとまとわりついた違和感が重くなっていき、ラストで客観的事実が明るみになり、彼女の証言に綻びが生じる。どこから間違っていた? はじめからおかしかったのか?辻褄合わせを考えるとさらに混乱してしまう。落ちを知って読み返すと見方が変わる。一度だけ読んで終わってはもったいない作品なので、何度も読み直してあなたなりの辻褄を考えてみてほしい。
証言 という比較的難易度の高い書き方にもかかわらず上手く違和感を織り交ぜてそうかそうかと答えが見えるほどにタイトルの意味に近づけば近づくほどにその異常性の不思議な魅力に惹かれてゆきます素晴らしいです
穏やかな語り口で終始進む二人称小説というのでしょうか。聞き手になって終始謎解きにのめり込める空気感。話の種は割りとすぐに気付くことができるのですが、いつからおかしかったのかと、あれは、これは、と、すぐに二週目に導いてくれる作品でした。
ミステリーでは読者を騙すことが一番大事だ。その上読者たちに「気付こうと思えば気づけたのに!」と思わせられれば完璧だ。 この作品は主人公の一人語りのみで構成されおり、貴婦人のような口調でことの顛末を語って聞かされる。 語って聞かせられるということは、語る側が意図して隠した、ないし、語らなくても良いと感じた情報はあえてかいじする必要はない。そのルールをうまく利用した作品だった。 最後のオチで「なるほど!」となったなら、きっと作者様の思い通りだろう。 執筆お疲れ様でした。
話を読み始めてからついて回る違和感が、最後に解消される。この流れがとても心地よい。個人的に”指先がきいんと冷たくなって”という表現が好み。
上品な女性の独白とても良かったです!最後にうひゃあってなりました!とても面白かったです!
背筋がぞくっとするようなお話で、とても楽しめました。お話のテンポや伏線、オチも見事です。また、品のある文章や世界観も好きです。
読み進めていく内にどんどん作品に違和感を持ち始め…………。最後には誰しも固唾を飲む展開になっています。素晴らしい作品です。
自主企画『「極端な人」の登場する小説』へのご参加ありがとうございます。https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054892714496ホラーな設定と展開は手慣れている感じで読みやすく、楽しみました。いっそもっと深みに踏み込んでもよかったような気もします。オチはある程度、予想はできるんですが、地力があるので読ませますね。おもしろかったです。