【書籍化】君との恋愛に占める相性の割合

作者 葵すもも

609

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★★★ Excellent!!!

スーパーコンピューターが弾き出した二人のミスマッチング率は100%。
しかし二人はそれを気にせず付き合い始めるが…。

というお話ですが、凄く素敵なお話でした。
機械が弾き出した確立に踊らされない姿勢も素敵ですし、それをちょっと気にしちゃう人間の心の隙間も書かれていてそこもまた素敵でした。

あぁ、キレイなお話だな。読んで良かった。と思いました。

★★★ Excellent!!!

 作中の社会には『ミスマッチングアプリ』なる相手との相性を表示する機能が登場します。この機能は「ミスマッチ率」が表示され、相手との相性の悪さも表示されるものです。正直、ここまでは大して物珍しい設定ではありません。しかし、冒頭のたった三行に非常に興味深い内容が書いてあることで、汎用性の高いよくある設定が大きく化けたと……結果的には思っています。掴みが完璧だと思います。

 少し内容に触れてしまいますが、まずメインである二人の男女は、例のアプリによると相性が最悪です。これについては文面を追っていても、ことごとく合わないことが分かります。ですが同時に恋愛は……少なくとも作中の二人にとっての恋愛はそういうことじゃないんだなとも思わされます。文面に書いてある合わない箇所なんて、二人の気持ちを前にすれば大したことじゃないのです。

 現実において、恋愛は様々なカタチをもって人々の生活に寄りそっています。つまり、答えもなければ結果論でしか成りえないものがほとんどです。そんな曖昧なテーマを扱った本作も例に漏れず、数ある恋愛のほんの一端を垣間見ることができるものです。すれ違いと歩み寄りを繰り返す様子、アプリにより単純化されたはずの男女の関係が上手くいかない様子。読者の頭に残る二人のミスマッチング率。そしてラストまでの展開。全てがドラマチックで感動できるものでした。

 また、起承転結がとても上手く、筋書きの流れが本当にキレイです。それと、本質としては社会の変化というより、恋愛のカタチに焦点を当てた作品だと思っています。

 私も作中の恋愛について少し考えてみましたが、仮にマッチング率が100%だった場合、それはもう恋人ではなく親友になれる相手だと思います。必ずしも同じ方を向くことが恋愛の良さとは限りませんね。ただはっきりと言えることは、背中を押してくれるのは同じ方を向いている人だけです。背… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

昔から、まじない、占い、そして現代ではアプリと人との仲は気になるもの。
ならばミスマッチも調べてしまえ~となったわけですが…
いくらAIが進歩しようとも、人の気持ちは測れないし、自分の思う道に立ち向かうのが人間だと思わせてくれました。
読後もほっこりできる暖かい作品でした。

★★ Very Good!!

You say yes, I say no

趣味も趣向も合わない2人、でもなぜか引かれ合う。
近づいたり離れたり、ヤマアラシのジレンマのように、互いのちょうど良い距離を見つけるのはとても難しいこと。
それが「ミスマッチ率100%」なら、なおさらのこと。
でも、数字ではかれないのが恋愛の不思議なところなのですよね。

★★★ Excellent!!!

この作品と出会ったのは1月です、

この作品を初めて読んだとき、1万文字にも満たないこの作品に私は感情を激しく揺さぶられました。

当時、この作品の良さをほかの人にも知って欲しいと思って、レビューを書こうと思ったのですが、この作品を読んでの感動を言葉にして表現することができませんでした。

このレビューを拙いながらでも書こうと向き合えるようになるまでに4ヶ月も過ぎてしまいました。前置きが長くなってしまいましたが、この作品の魅力について紹介をさせていただきます。

登場人物について、

この作品では登場人物の性格や人柄を、表情や言動という要素表現をされています。直接○○のような人だ。という刷り込みの描写が無いので、作品を読んでいるうちにどんな人物なのかが分かるという表現なので終盤の感情移入もかなりのものでした。

進行 構成について

訪れる場所、会話どの要素を切り取っても作品を引き立てる要素となる意味を持った無駄のない文章となっています。

世界感について

この作品のテーマの一つである『ミスマッチングアプリ 』このアプリがどういうもので、どのような社会になっているのかという説明が説明パートは数行しかないにも関わらず、話の進行を理解するにあたっては十分というとてもコンパクトに収められています。

この作品の印象として読まれるということを意識し、読みやすく、分かりやすい。しかしながら、表現できる最大限をぶつけて読者を感動させるという意思を感じるとても素晴らしい作品でした。

自分が良いと思う作品という考えに大きな影響を与えた多くの人に読んで欲しい作品です。

誇大表現ではありません、過去読んだ作品の中で一番心が揺さぶられた作品でした。

★★★ Excellent!!!

人は人を「条件」で好きになるのかしらと、大人になるにつれ、考えることが多くなりました。
主人公とヒロインの「ミスマッチングアプリ」での相性は最悪。
その数字は確かにね、と思わせるような、合わない所もでてきます。

でも人との繋がりは、価値観の違いがあるからこそ楽しいのです。
主人公の言動にハラハラしながら、ラストでは安堵とこれからの2人を予想しつつ、余韻に浸れました。

実力があるからこそでかきる大人の王道恋愛小説、そこに要素をプラスして、とても素晴らしい小説でした。

★★★ Excellent!!!

名探偵コナンの作者として有名な青山先生のデビュー作に『ちょっとまってて』という漫画があります。
この作品の中では2才差のカップルが歳の差を解消するために、年下の彼氏の方がタイムスリップしようとするのですが、年上の彼女が出来心で装置をつけてしまい、そのまま2年が経過。
彼女の存在を忘れかけていた彼氏は3年生になって、「自分を彼女にして!」という後輩が代わりにいる始末。それでも最後は彼女のことを思い出して、後輩は去ってしまうのですがそれとは違ってこの作品では後輩のような存在のお見合い相手が、別れた恋人を応援しています。
タイムスリップ物と比較してしまうのはお門違いですが、機械とコンピューターという面でよく似ていると思いました。
彼女と考え方が違っても、一度別れてもまた巡り合うのがコナンであり、この作品でもあると思っています。
作者様を傷つけてしまったら申し訳ありません。

★★★ Excellent!!!

 ミスマッチアプリ。相性のいい人間を探るマッチングアプリの逆バージョン。自分と相手の相性の悪さがパーセンテージで表すことができる。そのなかでも稀有なパターン、ミスマッチ率100%の女性と出会う。彼女は雨宮翔子。興味深い数字を叩き出した彼女と会わない理由がなかった。

 人間関係は数値で測れるものなのか。ミスマッチ率の高い人間は排斥すればいい。そう作中で述べられていますが、主人公と翔子の関係がひとつのアンサーなのだと思います。まったく合わない人間とはいかなるものか。好きなものを嫌い、嫌いなものを好む二人。価値観や意見の相違は目に見えていて、すれ違うこともあると思います。合わないから排斥するのではなく、そこから二人が何を感じ、相手と関わり、関係を築いていくか。その紆余曲折ある過程に胸を衝かれます。

★★★ Excellent!!!

マッチング率:0%
ミスマッチング率:100%

相性をはじき出すアプリに、主人公とヒロインはこんな結果を提示されてしまいます。
アナタならこんな相手と付き合ってみたりしますか?
主人公も迷いますが、合ってみて彼女に魅かれ付き合うことに……

果たして、ミスマッチング率:100%とアプリが言わしめたこのカップルは、幸せになれるのでしょうか!?

主人公がアプリの結果とヒロインとの間で、気持ちを揺らす姿に共感しました。
ここまで極端な結果、気持ちが揺らいで当然だと思います。

主人公の心の変化を追っていくのが、とっても面白かったです!

★★★ Excellent!!!

一言で言えば、好みも主義も全く噛み合わない男女がもだもだする話……なんですが。

それがどうしてこんなにも胸を熱くさせるのでしょうね。

ふたりの間にどんと居座る『ミスマッチング率100%』という数字。機械が弾き出した『相性最悪』に振り回される主人公に、はじめは『なるほどなるほど、ふたりでこの数値を改善させていくのだな?』なんて思っていたら、全然違いました!浅はかで申し訳ございません!

好みが合えば恋なのか。価値観が合えば恋なのか。

こたえは、この物語の中でジタバタもがいたふたりが知っています。

★★★ Excellent!!!

人間は不思議なもので、自分の価値観や生き方に沿って適応していくものなのに、嫌いなものや嫌われているものが変に気になったりします。この作品の中で語られるマッチング率は、そんなものを回避する力があるでしょう。そんななか、ミスマッチング率100パーセントという奇跡的な相性の悪さをした相手を発見!ある意味ここで興味を持ったのが凄いですね(笑)
人間は当然、異なる趣味や世界観を持っています。二人の間に生じるミスマッチはなぜか、不和よりも互いを尊重している時のほうが印象的に映り、意見し合う方がより人間らしいと思えました。

物語の中でリアルと創作が高いレベルで表現されていました!この作品に出会えて良かったです!
ぜひとも多くの方に知って欲しいですね!

★★★ Excellent!!!

凄い、いや凄かった。
そんな感想しか出てこないけど、本当に圧倒されたんだもの。
凄いって言うしかない。

「ミスマッチングアプリ」と言うアプリによって、その人との相性が、「マッチング率」と「ミスマッチング率」が出るようになった、そんな世界。
そんなものがあれば、恋愛は簡単になるだろう、失恋なんてしなくていい。なんて思いながら、最初は読んでいました。

人は好奇心を持つ生き物なので、「ミスマッチング率100%」の異性がいたら、興味を持ってしまうもの。主人公のとった最初のとった行動も、自然な流れでした。
そうして、「ミスマッチング率100%」のお相手、雨宮翔子と出会い、関係を深めて行きます。

物語がテンポよく進むので、スクロールする手は止まらないです。
一万字ある物語なのに、全く苦にならずに、いつの間にか読み終えています。
短編とは思えないほどの満足感がそこにあります。

是非一読して、愛を噛み締めてほしいです。


★★★ Excellent!!!

ミスマッチへの興味から始まったお付き合い。
すれ違うことを楽しみ、すれ違うことに悩む。
そして、違うからこそ愛せるという事実に気付く。
違う角度で星を一筆書きするように、交わらないことに苦しみ、そして……
後半のハラハラ感と、本心に気付く主人公に、涙腺に来そうになりました。
演劇的なすれ違いドラマも気に入ったポイントです。
舞台化しないかな……

★★★ Excellent!!!

まず、非常に面白かったです!
短編、ということもあり、読みやすい作品となっていました。
しかし、その読みやすさに対して内容はとても濃く、一つの映画を見ているような気分にもなれました!
主人公の感情だけを書くことによって相手の感情が詳しく描写されず、それがまた1つのアクセントとしてこの物語を面白くしていました!
事実を知っても、それに反発して付き合っていく2人に感動しました!
ありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

マッチングアプリ、ミスマッチングアプリがあれば、確かに人は恋を自分でしなくなるかもしれない。アプリに頼って相性の良い人と恋愛すればいいのだから。でも、それは本当の恋愛と言えるんだろうか。

主人公はミスマッチング100%の女性と興味本位で会いますが、好印象を持ちました。
付き合っていくうちに、意見の相違は感じるようになり、それはミスマッチングのせいなのかと思ってしまうこともあるでしょう。でも、一度別れて気付いたのは、好みや意見の相違があってもお互いを愛しく思うことの大切さ。

確かに彼らは今後も喧嘩をするに違いない。でも愛がそれをきっとカバーしてくれる。

★★★ Excellent!!!

恋愛において数値化され、目に見える形で判別可能なモノ。
それは勿論あるのだろう。

けれど人の心は、その全てがコントロール出来る訳ではない。

数値だけを見て、相手を見ることをせずに安心する人々には理解出来ないことかもしれないが、それだけで確定してしまうほど、人間は単純ではないのだと。

考えさせられるお話でした。

★★★ Excellent!!!

相手とのミスマッチング率をテーマとしているのが、恋愛の導入としてとても面白いと思いました。
肝心の恋愛要素については、徐々に知り合っていく2人はやっぱり噛み合わないことだらけで、そのでこぼこだったり衝突だったりが会話を通して上手く表現されているので、すんなり感情移入することができます。アップダウンのある展開がテンポよく進んでいくので読みやすさもありました。

ネタバレになるのでストーリーについてはあまり触れませんが、最後のミスマッチング率を逆手にとっての展開はとても好きで胸が熱くなりました。
みなさんもぜひ本編をご覧になってください。

★★★ Excellent!!!

いいですね!素晴らしい!
テンポよし、文法よし、なにより人物描写が素晴らしい!
特に

彼女は風になびく長い髪をかき上げながら,冗談めかしてはにかんだ。

という所は、彼女の人格を端的に伝えてます!しかもここで場面転換!とても映像的です!「ええ」と共にズームアップして「私も~」と髪をかきあげる、そんなカメラが浮かびました!巧みな人物描写がストーリーを盛り上げてくれます!

ただ、逆に風景描写に乏しい!今のままでも十分ではありますが、更に高みを目指すなら、カフェの、美術館の、遊歩道の様子を、かっこよく的確に切り取って、一文二文入れるとより情緒が増すと思います!今のままだと読者に丸投げです!
後々の思い出の地巡りも、フラッシュバックでかなりドラマティックになるのではないかな、と思います!
いや、それくらいしか言えないですね!
面白かったです!

★★★ Excellent!!!

数字は嘘をつかない情報と言われています。
「この人と貴方は絶対に合わない」という数字から、主人公は逆にそんな相手に興味を持つ。
趣味や性格も真逆な2人は、それぞれの想いを持って出会い、そして何度もぶつかりながらもお互いの距離を縮めていく。

恋愛ものはあまり読む方ではなかったのですが、スラスラと読める文章構成や、男女の掛け合いが個人的にすごく好きでした!!

絶対に合うことのないとされた男女の行く末...見届けてください。

★★★ Excellent!!!

マッチングとミスマッチ。数字化された恋愛観に、極端な数字がはじき出される。
ミスマッチ100%
合わない、交わらない。続かない。それを数値化しているにもかかわらず、二人は出会う。そして、その後その意味を知る。
さあ、そこからどうなるか?
出会いの意味と別れの意味。一人ではできない恋愛は、互いの想いが絡み合う。
それは、「合わない」という離れる力さえも及ばないような、強い結びの力となる。そんな思いを抱きました。
では、皆様はどうなのでしょう?
この物語を是非お読みください。そして、出会いの意味を感じましょう!

★★★ Excellent!!!



カクヨムで始めてのレビュー投稿となります。

正直、僕はあまり恋愛小説は読まない。しかしこの作品だけは違った。

あまりにも面白く、斬新で、読者にトキメキを与え、世界に取り込んで放さない!

「ミスマッチング率」という非日常の要素と普通の男女の恋愛という日常の心理を、巧みに描き出した、処女作にして傑作と言える作品だ。

僕は作者がほんの数ヶ月前に、小説を書き始めたと知って非常に驚いた。

化け物が現れたと思ったね。

これから、作者の伸び代に期待すると共に、どんどん「凄み」を世界に発信してほしいと思う!!

★★ Very Good!!

Twitterより、ありがとうございます。

私も書く側の人間でコメント残すのも初めてです。
因みに、このサイトも初めてでこれで合ってるのか…恐々です。

私もマッチングの話を書いてまして…(長編です)
とても成る程と思いました。

データでは分からない部分が、どれだけ心理に影響するか、恋愛は頭ではなく心でするものだと思わせてくれました。

あの時、RTして頂いた作品の中ですももさんの作品を1番に読ませて頂きました。
ありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

なんと言えばうまく伝わるのかわかりませんが、趣味も好物も正反対でまさにミスマッチング率100%の二人、どうすれば幸せになれるのか検討がつきません。しかし、数々のすれ違いを通し、彼女への愛を思い出し、データにとらわれずに己の愛を貫き通す主人公様に心を打たれました。こういう「相性が合わない」二人が最終的に惹かれ合う物語はどこか物珍しさを感じます。

短編故に読みやすく、恋愛小説としてもとてもクオリティの高い物語だと思います。おすすめですよ!

★★ Very Good!!

 今は亡き手塚治虫氏の『火の鳥』シリーズに、AIが発達し過ぎて人類がそのしもべに成り果てた世界が出てくる。主人公の上司が、そのAIに『命令』されて自分の恋人と別れる場面があった。
 翻って、本作は相性判断を完璧に行うプログラムが実用化されている。しかし、『使用者がわざと天の邪鬼な行動を取る』行為までは想定されていなかったようだ。ちなみにある程度以上高度なAIは自分からそうした行動を取る場合があるらしい。
 いずれにせよ、本作については金太郎飴のような世界にはならずに済みそうだ。主人公の味わう葛藤や苦悩もまた恋愛なるものの楽しみの一つであろう。
 詳細本作。

★★★ Excellent!!!

 マッチングシステムとミスマッチングシステムにより、自分と他人の相性の割合が出会う前に分かってしまう世界。
 ある日、主人公はマッチング率0%で、ミスマッチング率100%の女性と出会う。こんな確率の人とは「会うだけ時間の無駄」であるにもかかわらず、主人公は彼女に声をかけてしまう。絶対に出会ってはいけないはずの二人。二人の仲は相性率を無視しているように見えたのだが……。
 主人公に突然、見合い話が舞い込む。父親がマッチング率やミスマッチング率を見て、主人公に似合う女性を探してきたのだ。主人公とマッチング率ほぼ100%の女性を。

 果たして主人公はどちらを選ぶのか?
 人との相性が計量される世界で、君と僕の物語が始まる。

 是非、御一読ください。

★★★ Excellent!!!

もし、これを読んでいるあなたが、最新の技術によって選び出された100%ミスマッチな異性を突きつけられたらどうするのか?

主人公の選択は『会ってみたい』でした。

そこまで否定されたら逆に気になりませんか? そう問いかけられたようで、確かに、と思わず頷いてしまいながらも続きを読んでいました。

趣味も嗜好も全く違う。けれど、何処か不思議と噛み合っているような感覚。案外恋なんてそんなものかもしれませんね。

なんだかほっこりとした幸せな時間を過ごせました。ありがとうございました!