それは神か、兵器か、それとも────
- ★★★ Excellent!!!
作中に出てくる、ある種族をめぐる物語。それは深く密接しない者以外には恐ろしく機械的に見え、そして恐るべき力を秘めている。だからこそ戦争の道具として使う道を選んだ。
だがその種族は密接する者にとっては信仰の対象であり、故に兵器として運用することを拒んだ。……最後の最後、生きるか死ぬかの瀬戸際まで。
使う者と拒んだ者。両者は数奇な出会いを果たし、運命は複雑に絡み合う。
信仰と信用、宗教と戦争。そして愛憎。
読めば読むほど面白い、もっともっと評価されるべき作品。さあそこの貴方、私のレビューを見るぐらいならさっさとプロローグを見なさい。