第15話

7月に入り、期末テストがあり手応えはある。

武人もテストの結果がいいと思っている。

テストは一週間あって金曜日。

テストが終わった昼前に教室に宮下先輩が入ってきた。

未だに皆の視線が痛い。

俺の席まできて言う。

「隅木君、武人とは一緒に帰るの」

「いや、今日は何か用があるらしくて」

「ならいいや。隅木君、一緒に帰りましょう」

鞄をロッカーからだして、筆箱を入れて、肩に提げて宮下先輩に手を引かれ教室を後にする。

テストの話題で盛り上がった。

帰りにスタバに寄り帰路についた。

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