第8話

翌日。

昨日の夜にフィーネちゃんの家におじゃまして、深夜2時までフィーネちゃんとアニメの話をしていて癒やされた。

夜更かしをして寝不足だ。

まだ寝ている俺をインターホンで叩き起こされる。

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン。

20回もインターホンが続けて鳴らされる。

ベッドから這い出て、扉を開け階段を駆け下り玄関扉を勢いよく開ける。

「誰だよ。こんな朝っぱらからー」

怒りで大声で叫ぶ。

白いワンピース姿の宮下先輩がいた。

「デートをしましょう、隅木君」

可愛い声で誘われる。

はっ、ででデート。

デートという単語が宮下先輩から聞けるなんて。

「武人とデートした方が」

段々と顔が怖くなっていくのに気づき、言うのをやめた。

「支度をするので待っていてください」

「うん。分かった」

俺は部屋に戻り服を着替える。

朝食は後でいいや、スマホをポケットに入れて、財布を持ち家を出る。

自転車を跨ぎ、ペダルを漕ぎショッピングモールに向かう。

風が気持ちいい。話をせずに着いた。

まず先にミスドに行く。

「朝食まだなので、先にいいですか」

「いいよ。隅木君」

10分後に食べ終わる。

宮下先輩の服を見たり本屋に行ったりと会話も弾み楽しい。

スタバで一休みした。

「今日はありがとう。隅木君、楽しかったよ」

「楽しんでくれたなら、よかったです」


午後4時に解散した。

楽しい日になった。

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