第4話

日曜日。午後10時。

フィーネちゃんの家に今日もおじゃましている。

俺もフィーネちゃんもソファーに座ってテレビに目を向けている。

映っているのはアニメだ。学園ものである。

フィーネちゃんが瞳を輝かせ、テレビに釘付けになっている。

フィーネちゃんの横顔を見て癒される。

「ふー、今回もよかった。次回も楽しみだ」

アニメが終わり、満面の笑顔だ。

可愛い。

「アニメ好きなんだ、フィーネちゃん」

「昔日本に来たときにたまたまアニメというのを見て、それ以来好きになったの」

「そうなんだ、吸血鬼なのにいがい」

フィーネちゃんはパソコンを操作してアニメの感想を書いている。

昔の話を聞いて、12時になって家に帰ることにした。

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