コスモスの花束が紡ぐ、とある少女の成長物語

高校生の主人公・未咲が、最愛の母を亡くして一人になってしまうところから物語は始まります。

こんな事を言うと、シリアスで取っ付き難い様なイメージを与えるかもしれませんが、そんな事はありません。
なぜなら周りのみんなが、彼女の事を愛し、憂い、そして力になりたいと思ってくれているのですから。

バーのママ、小幸。
彼女の母とは十年来の友達で、彼女にとっても第二の母とも言える存在。
彼女の良き理解者でもあり、彼女の決断を優しく暖かく見守ってくれます。
途中で出てくる志賀勝利くん。
未咲ちゃんとは小学校からの付き合いで、しっかり者。
彼女に寄り添い、時には強引に、導くことの出来るのは彼だけでしょう。

感情や情景は私が今まで何作品もカクヨム様や小説家になろう様で読んで来た中でも一二を争うくらいに細かく、丁寧に描かれており、一般の作品と比べても全く以って遜色の無いレベルであると思います。



彼女の母が遺した秘密とは?
そして志賀くんとの甘くも酸っぱい、恋の行方は?
遂に堂々完結!
皆さんも是非、読んでみられては?

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