ただ真っ直ぐに、弓矢のように。

28メートル。
体育などで行う100メートル走の凡そ1/4。

そう聞くと「あれ、意外と近い？」と思うかもしれません。
しかしこの物語の鍵とも言える「弓道」におけるこの28メートルという距離は、物理的な遠さではなく精神的な遠さなんだと思います。
遠いと思えば近く、近いと思えば遠く。

そして、この"遠さ"は男女間にも同じことが言えるのでしょう。
近くて、でも遠い。

ただ直向きに、弓矢のように真っ直ぐに。
どんな時でも真っ直ぐに突き進む主人公、佐々井青磁の物語を、是非ご覧ください。