私たちは、どこまで「私たち」なのだろうか

死、とは色々あると私は考えています。肉体的な死は言わずもがな、精神、社会、にも死という言葉は付き纏う。
この主人公は、果たして「生きていたのだろうか」。呪縛から解き放たれることを仮初めの死とした主人公は、私には、愛に飢えた瞬間からどこか死んでいたように思えました。

今これを見ている貴方、私が言っていることが分からないでしょう。それは当然です。この作品の感想は、この作品を見た者だけが抱けるもの。
意地悪なようですが、早く読むことをお勧めします。言葉とは曖昧だ。貴方が貴方である内に、さあ、早く。

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