心地よい、ひとときの夢かと錯覚するほどの柔らかい文章

今まさに死のうとしている人間に対して、死ぬな、ではなく死ねない、という発想及び哲学に驚いております。
確かに、何かを得て与えて初めて人間は人になると思います。他の動物はそういった概念はありませんから、これは私たちだけのものです。そして人間に生まれた以上の責任がそれらなのだとしたら、とても納得がいってしまいます。
柔らかい口調と生死に関する鋭い考察。あっぱれと言わざる終えません。