語りて「僕」の長馴染み少女に「ライバル出現」。嫉妬。花火を前にした告白と反応。あまりにも自然な流れの愛。ヒロインは接近してきた「ライバル」に対し、社交辞令的に相手をしただけと悟る。瞬間的な葛藤を丁寧に描写しています。
主人公の想いと幼馴染との距離感が夜空に上がる花火の光と音で見事に表現されていて、一人称で淡々と語られる中にも揺れる気持ちと情景が思い浮かぶような美しい文体で書かれた作品です。花火に手がとどくような…続きを読む
幼馴染の近くて遠い微妙な恋模様が、花火の情景に重ね合わせて綺麗に描かれています。ひとつひとつの言葉が丁寧で、読み出したらすぐに物語にスッと入り込み、気がつけば夜空に咲いた大きな花を見上げていること…続きを読む
前の方の新着レビューを、タイミング良く拝見いたしまして。『ゆきちゃん』、『魔法』というキーワードに、自分の名前を呼ばれたのかと勘違いしてしまいました。幼馴染みの男の子と女の子が、男の子の家の…続きを読む
奥手な主人公の葛藤が花火と共に昇華していく進行が秀抜。 詳細本作。
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