手に届きそうなその距離は思ったよりも遠かった。それでも手をのばすことを諦めれば、そこで終わってしまう。そんな思いが伝わる短編でした。
正直 年代的には結構な年齢ですが、怖く話ないですよ。いたって温厚です。よ! なんか怖そ! なんて言うの聞こえてきましたので自己アピールです。 純恋愛…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(147文字)
語りて「僕」の長馴染み少女に「ライバル出現」。嫉妬。花火を前にした告白と反応。あまりにも自然な流れの愛。ヒロインは接近してきた「ライバル」に対し、社交辞令的に相手をしただけと悟る。瞬間的な葛藤を丁寧…続きを読む
幼馴染の近くて遠い微妙な恋模様が、花火の情景に重ね合わせて綺麗に描かれています。ひとつひとつの言葉が丁寧で、読み出したらすぐに物語にスッと入り込み、気がつけば夜空に咲いた大きな花を見上げていること…続きを読む
二人の距離感を花火で比喩するその描写がとても秀逸で、ベランダからの花火の情景やその音までもが脳内で何度も映像化されました。ゆきちゃんの告白はまるで”魔法の言葉”のように一瞬で二人の距離を近づけて…続きを読む
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