手に届きそうなその距離は思ったよりも遠かった。それでも手をのばすことを諦めれば、そこで終わってしまう。そんな思いが伝わる短編でした。
正直 年代的には結構な年齢ですが、怖く話ないですよ。いたって温厚です。よ! なんか怖そ! なんて言うの聞こえてきましたので自己アピールです。 純恋愛…
コロナウイルス騒ぎで打ち上げ花火が無くなっているが、2020東京オリンピックの開会式で豪快な仕掛け花火を目にして嬉しかった。打ち上げ花火への想いが引き寄せたのだろうか、買い替えて高速になったパソ…続きを読む
主人公の想いと幼馴染との距離感が夜空に上がる花火の光と音で見事に表現されていて、一人称で淡々と語られる中にも揺れる気持ちと情景が思い浮かぶような美しい文体で書かれた作品です。花火に手がとどくような…続きを読む
幼馴染の近くて遠い微妙な恋模様が、花火の情景に重ね合わせて綺麗に描かれています。ひとつひとつの言葉が丁寧で、読み出したらすぐに物語にスッと入り込み、気がつけば夜空に咲いた大きな花を見上げていること…続きを読む
二人の距離感を花火で比喩するその描写がとても秀逸で、ベランダからの花火の情景やその音までもが脳内で何度も映像化されました。ゆきちゃんの告白はまるで”魔法の言葉”のように一瞬で二人の距離を近づけて…続きを読む
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