彼女の手が掴むのは、汚いと卑下される心珠と、抗えぬほどにまばゆい愛。

“心珠”と呼ばれる個々人が持つ珠を研究する女性医師の縫(ぬい)。
彼女を愛し慈しむ、同じく医師の安利。

互いに想いあい、夫婦のように暮らす二人だが、二人は夫婦ではなく――。

縫の医師としての仕事ぶり、安利の「妻」としての暮らしぶりが丁寧な筆致で描かれた短編です。

描写がとても綺麗で、料理の描写にお腹が鳴りそうになったり、縫と安利のやりとりに(*ノωノ)となったり……。

ぜひ、読んで味わっていただきたい一作です!

続編も予定されているとのことで、今から楽しみで仕方がありません!( *´艸`)

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