第138話~ 追加設定資料

【追加登場人物】

 ○ タカス・コーゴキタ

   国の北西部に位置する港町シンコ・イバシ出身。登場時14歳。

   身長180cm程度、体重10重半63kg程度。かなり細身。

   髪は濃い茶色のもじゃもじゃ髪で目が隠れている。

   (過去に視線がキツいと言われたのを密かに気にしている)

   寡黙そうな雰囲気。体力は身体強化を使える連中と五分に張り合える。

   前世の記憶の持ち主。ただし前世は魔法が主体の世界でかつ貧しかった

  とのこと。

   遺伝で受け継がれた鑑定魔法の他に前世で使用していた記述魔法が使える。

   記述魔法はかなり強力かつ万能。かつて十数人の魔法強盗を相手にして

  圧倒的優位に戦った事がある。なお当時12歳。

   色々暴走しがちだったフルエの実質的なお目付役。

   成績優秀でほぼ万能な優等生。ただし趣味は百合な漫画を読むこと。


 ○ フルエ・シンマーチ・ニシーク

   国の北西部に位置する港町シンコ・イバシ出身。登場時14歳。

   中肉中背中おっぱい、銀髪肩まで。

   意思が強そうな大きい目が印象的。

   家はシンコ・イバシの北東に領地を持つ子爵家。

   速度特化の身体強化魔法と風魔法を持っている。

   なお『~なのだ』系の話し方は単なる西部の方言。

   タカス君と違って方言そのままで話すから表記上そうなる。

   以前は色々暴走しがちで、シンコ・イバシで発生した外国籍私掠船による

  集団強盗傷害事件に一人で切り込んでいった事がある。その時危険な状況に

  なった処をタカス君に助けて貰った(事件は無事解決)。以来タカスと一緒

  に行動している。


 ○ ユキ・ワダ・サーエキ

   エビゾ・ノの中等学校からやってきた。以前ウージナに住んでいた。

   17歳(アキナと同じ学年)。身長175cm、体重不明、細身。

   髪黒色ショートカット。

   隙が無さそうで少しきつめな大人の女性といった雰囲気。

   アキナ先輩の従姉妹でよくよく見ると割と似ている。

   生物系魔法と絵画魔法(工作系魔法系統の魔法の一部)を使う。ただし

  生物系魔法はミド・リーほど全範囲を使える訳ではない。得意なのは心理

  操作系統と身体強化系統で、治療魔法は標準程度の技能。また身体強化は

  一時的に頑丈人間スパルタカス並に強化できるが本人の身体はそこまで頑健ではない

  ため、本気で使用後は使用時間に応じて動けなくなる。

   趣味は絵画と漫画描き。

   後のミタキ君の感想では、『甘そうで厳しいのがアキナ先輩、厳しそうで

  甘いのがユキ先輩』だそうである。

   アキナとは相思相愛だが人前ではそんな姿はあまり見せない。

   殿下に中等部時代にオマーチの学園に来るよう誘われていたらしい。これ

  はオマーチの研究グループのうち高等部以下を辺境伯家の長女である彼女に

  まとめさせようという意図であった模様。ただし彼女が断ったことから同じ

  く心理操作系魔法を持ちイメージ共有が可能なクニ男爵家長女が会員兼代表

  代理をしている模様。


 〇 ニシーク子爵家

   国の最北部、中央山地と北部山地が接する地点の西側を領地に持つ貴族家。

   領地の中央都市はコーゴだが領主は西部のシンコ・イバシ特別市に屋敷を

  持つ。

   林業が主な産業だったが最近は観光業にも力を入れている。

   また国北部の東西を結ぶセイフー運河が通っている。

   (運河そのものの管理はクマーノ侯爵領)


 〇 サーエキ辺境伯家

   半島の西側中央部に領地を持つ辺境伯家。

   中心都市はエビゾ・ノであり、屋敷もエビゾ・ノにある。なおエビゾ・ノは

  特別市(指定都市)以外では国内最大の都市。

   セノハチ運河によりニシーハラ侯爵領経由で南部にも通じているが、文化は

  シンコ・イバシ等西部の影響が大きい。

   なお東部と違い温暖湿潤であることから米作も行われている。

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