~35話 追加設定資料

【追加設定】

 ○ アストラム王立海軍ウージナ基地

   アストラム国の海軍基地で、海軍の事実上の本拠地でもある。

   アストラム国は陸地の国境が険しい山岳地帯であるため、実利

  的にも伝統的にも海軍の方が陸軍より充実している。

   自国貿易船舶の護衛、私掠船の掃討等、任務も多い。


   なお構成船舶のうち戦闘艦艇は巡航艦と呼ばれる中型帆走船が

  主力となっている。

   この船は所々金属板を張って燃えにくくしてある他、下部船室を

  複数に区切って損傷しても沈みにくくしてあり、またいざという際

  にはガレー船のように複数による人力でも航行可能となっている。

   これはこの世界の海戦における最大戦力が魔法使いの攻撃魔法で

  ある事から、機動性が良くダメージコントロールに優れた艦が求め

  られている事が理由となっている。


   現在の海軍総督はミヤジ・マー・ヒロデン皇太子(第一王女)殿下。

   (陸軍総督を兼任)

   次席(海軍総司令)はニシナ・ガーツカ・ウシーダ辺境伯。

   海軍参謀長はオツカ・シリツダ・イガーク伯爵。

   なおオハラ君は開発部の技術将校で32歳。

 

 ○ ウシーダ辺境伯 

   アストラム国南部の一帯を領地とする辺境伯。領内最大の町は交易港

  として知られるドバーシ。また南端の岬の町アジーナには海軍基地が

  ある。

   領地はシンハ君宅の領地の南側に隣接している。ミセン山より北がシ

  ンハ君宅の領地、南から南端までがウシーダ辺境伯領。

   なお領地のかなりの部分は南部高原と呼ばれる広い高原地帯で、小麦

  栽培及び酪農が盛ん

   なお火山爆発の際は噴煙及び火砕流は北に流れ、こちらには来なかっ

  た模様。なお当時はシンハ君宅(というか領地)へかなり支援したこと

  もあり、シンハ君の父はここに頭が上がらない模様。

   農業、交易とも利益が大きいため財政は非常に豊かである。

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