病弱が転生 ~設定と説明資料~
於田縫紀
第1話~2話 設定
【主な登場人物】
○ ミタキ・バーシ
主人公。男子。ウージナ王立学校中等部1年生。14歳。身長男子標準。
体型激細。黒髪短め。身体が弱い(先天性の心臓病。隔壁に小さい穴
が開いていて、弁膜もちょい調子が悪いという状態)
月に数度は倒れて治療回復魔法の世話になっているが、本人はあまり
気にしていない。
この4月に流行風邪で寝込んだ際、前世での記憶を思い出す。
持っている特殊魔法は鑑定魔法。
○ シンハ・クシーマ
貧乏子爵クシーマ家の御曹司。男子。身長ミタキとほぼ同じ、体型
細マッチョ、やや赤い髪短め。
ミタキとは初等部以来の長い付き合い。
ミタキは餌付けしたと思っているがシンハ君はミタキに何か恩義を
感じている事があるらしい。
持っている魔法は身体強化魔法だが、使わなくても体力腕力ともに
かなりのもの。剣術も同学年で1・2位を争う腕前。
けっこういいやつ。アホを自称しているが実際はそれほどでもない。
○ ミド・リー・イー
ミタキの家の近所にある治療院の一人娘。ミタキやシンハとは同学年
で幼馴染み。
小柄細身胸なし、明るい茶髪にツインテール。腕力はミタキより上。
治療魔法(とその元分類である生物系魔法)の天才少女。
でも課外活動は何故か錬金術研究会に所属している。
【小説の舞台】
○ 舞台設定概要
俗にサンヨードと呼ばれる地域(ヨーロッパ、みたいな区分)。
アストラム国のウージナという街が主な舞台。
科学の進度は産業革命以前だが、魔法が存在する世界。
○ アストラム国
王国だが一院制の議会あり。首都はオマーチ。
現在の国王はエバ・ヒロデンⅢ世(女王)
国土は南南東向きに海に突き出た半島とその北部の山岳地帯からなる。
(付近の大小の島を含む)。国土全域がほぼ温帯に属する。
国そのものは比較的平和だが、国の東は小国が乱立してしょっちゅう戦乱が
おきている。また北と西にはアストラム国より大きい国がにらみをきかして
おり、さらに海の向こうには異教徒の国があるという状態。
○ ウージナ
海に面した商業・軍港都市で国王直轄拠点都市のひとつ。
オッター川の三角州に位置する水の都。
国の南部を代表する都市で、南部に領地のある貴族はほぼここに居宅を構え
ている(領地には代官が赴任)
○ ウージナ王立学校
ウージナの台地側にそびえる王立の総合学園。
初等部、中等部、高等部、研究院からなる。
中等部からは一応入学試験があるので、貴族子弟でもアホは入れない。
つまり入学できたシンハ君は本当のアホではない。
○ クシーマ家の領地
ウージナ南側の海沿いから近くにある火山までの地域。
土地が火山灰で痩せている他、地形のせいで雨量がかなり少ない。
主な産業は沿海漁業、農業(飼料用大麦が中心)。
なお山岳地帯は魔獣が未だ生息している。
(平原部分は国軍によって魔物はほぼ排除済み)
○ 街の風景
家々は骨組みと内装は木造、外壁は粘土を厚めに塗った後、魔法で
焼き固めたもの。
(つまり素焼きの陶器と同じような壁で赤っぽい色)
これは温暖湿潤な気候を和らげるのにも役立っている。
だから街全体が赤っぽい。
道は主要馬車道は石畳で幅
敷きでそれ以外は未舗装で幅
【魔法について】
○ 魔法概要
この世界に住む人間および魔物は魔法を使用できる。
魔法は大まかに分けて特殊魔法と日常魔法の2区分存在する。
なお魔法の区分等は経験則でされたものであり、常に例外が存在する
ことに留意する必要がある。
○ 特殊魔法
威力が大きく、主に遺伝で伝わる魔法。
攻撃魔法や治療回復魔法の大部分はこれに属する。
主な魔法系統として、自然魔法群としては
・ 熱魔法(熱操作魔法)系統 火炎、氷、超加熱、超冷却等
・ 生物魔法(生物系魔法)系統 治療、回復、読心、死滅、殺菌等
・ 身体強化魔法
(本来は生物系魔法なのだが、独立魔法扱い)
社会魔法群としては
・ 鑑定魔法(鑑定分類魔法)系統 鑑定、逆鑑定、認知阻害
・ 認知伝達魔法系統 放送、読心(効果は生物魔法の読心と同じ)、
伝達、統計、群衆操作等
特殊魔法群としては
・ 爆発魔法
・ 予知魔法
・ 工作系魔法
といったものが一般に知られている。
なお生物系魔法以外は、例えば熱魔法系統持ちは火炎も氷も超冷却も使
えるというように、系統ほぼ全部の魔法を使えるのが一般的である、
(無論得意不得意は存在する)
なお身体強化魔法は個別に持っている者が多い為、生物魔法と別扱い。
また一般に攻撃魔法の持ち主は治療魔法等が使用できない(希に例外有)
これは他人を攻撃するという事への許容が治療魔法の働きを妨げるためと
言われている。
○ 日常魔法
魔法効果が特殊魔法ほどの出力ではないものを一般に日常魔法という。
この世界の大部分の人間が日常魔法を使う事が可能である。
主な内容は、
・ 熱魔法(ヤカンの水を沸騰させたり木炭を着火させたり、コップの
水を凍らせる程度)
・ 水魔法(コップ一杯程度の水を出現させる)
・ 魔法会話(指定した相手に声を使わず言葉を伝達する)
といった感じになる。
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