登場人物・まとめ
【主人公・及びその幼馴染み】
○ ミタキ・バーシ
主人公。男子。ウージナ王立学校中等部1年生。14歳。身長男子標準。
体型激細。黒髪短め。身体が弱い(先天性の心臓病。隔壁に小さい穴
が開いていて、弁膜もちょい調子が悪いという状態)
月に数度は倒れて治療回復魔法の世話になっているが、本人はあまり
気にしていない。
この4月に流行風邪で寝込んだ際、前世での記憶を思い出す。
持っている特殊魔法は鑑定魔法。
○ シンハ・クシーマ
貧乏子爵クシーマ家の御曹司。男子。身長ミタキとほぼ同じ、体型
細マッチョ、やや赤い髪短め。
ミタキとは初等部以来の長い付き合い。
ミタキは餌付けしたと思っているがシンハ君はミタキに何か恩義を
感じている事があるらしい。
持っている魔法は身体強化魔法だが、使わなくても体力腕力ともに
かなりのもの。剣術も同学年で1・2位を争う腕前。
けっこういいやつ。アホを自称しているが実際はそれほどでもない。
○ ミド・リー・イー
ミタキの家の近所にある治療院の一人娘。ミタキやシンハとは同学年
で幼馴染み。
小柄細身胸なし、明るい茶髪にツインテール。腕力はミタキより上。
治療魔法(とその元分類である生物系魔法)の天才少女。
でも課外活動は何故か錬金術研究会に所属している。
【ウージナの研究室の皆さん】
○ アキナ・ガーツカ
錬金術研究会の会長。女性。ミタキの2学年上。
ウシーダ辺境伯家の御曹司。身長女子にしてはやや高め(ミタキより
少し高い)。黒髪ストレート長髪。黙っていれば涼やかな感じの美人。
いつも微笑を浮かべている。台詞も内容はともかく形式的には丁寧。
錬金術でホムンクルスの生成を研究。
かつてホムンクルスの材料入手のため、男性会員の股間をスマッシュ
しそうになった事案があるという噂がある。実際はストーカーのごとく
つきまとわれたのを懲らしめる目的だったらしい。
本人には『このままでいたくない』『別の世界に行きたい』等の願望が
かなり強くある模様。結局は大貴族の娘という立場でしか動けない自分に
イライラし、時に焦りも感じている。だが他人にはそんな素振りは見せない。
所持する特殊魔法は熱魔法、正確には『広範囲殲滅系超高熱魔法』。
○ ユキ・ワダ・サーエキ
エビゾ・ノの中等学校からやってきた。以前ウージナに住んでいた。
ミタキの2級上。身長175
髪黒色ショートカット。
隙が無さそうで少しきつめな大人の女性といった雰囲気。
アキナ先輩の従姉妹でよくよく見ると割と似ている。
生物系魔法と絵画魔法(工作系魔法系統の魔法の一部)を使う。ただし
生物系魔法はミド・リーほど全範囲を使える訳ではない。得意なのは心理
操作系統と身体強化系統で、治療魔法は標準程度の技能。また身体強化は
一時的に
ため、本気で使用後は使用時間に応じて動けなくなる。
趣味は絵画と漫画描き。
後のミタキ君の感想では、『甘そうで厳しいのがアキナ先輩、厳しそうで
甘いのがユキ先輩』だそうである。
アキナとは相思相愛だが人前ではそんな姿はあまり見せない。
殿下に中等部時代にオマーチの学園に来るよう誘われていたらしい。これ
はオマーチの研究グループのうち高等部以下を辺境伯家の長女である彼女に
まとめさせようという意図であった模様。
○ フールイ・チバーシ
錬金術研究会の数少ない活動会員。女性。ミタキの1級上。
小柄(身長はミド・リーとほぼ同じ)で細身だが胸は大きい模様。
髪はボサボサで耳下までの長さ、前髪も長めで前から視線を確認不能。
だがトリートメント開発後は無口系ながら美少女と言っていい感じになった。
研究会では賢者の石の生成を研究している。これは死亡した(厳密に
は鉱山坑道で生き埋めになり行方不明になった)父親を取り戻す為。なお父親
は210話にて確認するも既に新しい家族ができていたためそのまま。
台詞は常にごく短く最小限。それをぼそっと喋る。
破砕魔法、破裂魔法とも呼ばれる特殊魔法を持ち、何でも思い通りの方向に
爆発させることが可能。ただ途中から自分専用の空間魔法杖を持ち歩いており
これで移動魔法の他簡単な未来予知まで行う事が出来る。
○ ヨーコ・カワ
ミタキの1級上。女性
ニシーハラ侯爵家の御曹司。身長女子にしてはやや高め(アキナ
先輩とほぼ同じ)。金髪で長髪。宝塚系(男役)な美人。
台詞はフランクな感じ。成績優秀かつ剣術の天才。
剣術研究会所属。
所持する特殊魔法は風魔法(風攻撃魔法)。
男子女子ともにファンが多く、女子だけで結成された公認ファン
クラブがある。また非公認の男子ファンクラブもあり、9話の
時点ではまだシンハ君も会員だった模様(その後除名された模様)。
○ ナカ・シーマ
ミタキと同学年。女性
身長普通、体型普通、金髪やや短めのわりと美人。
口調は基本的にですます調。
同じ1年生だがクラスが違う(ミタキは2組、ナカ1組)
母親はニシーハラ侯爵家の女中長(ハウスキーパー)。
7話の時点では剣術研究会のマネージャーをしている。
清拭魔法や清掃魔法、警戒魔法等かなり特殊な特殊魔法持ち。
○ シモン・ギオ
ミタキと同学年。女性
ナカと同じクラス。一人称は僕。
やや小柄で細身(ミド・リーよりは大きい)胸小さめ。
髪は茶色マッシュルームカット。顔は可愛い系。
俊敏かつ身軽で、しかも気配をくらます癖がある。
数少ない工作系魔法の使い手で新しい物を作るのが大好き。
シンハ君の古い知り合いらしい。
(厳密には親が知り合いらしい)
○ タカス・コーゴキタ
ミタキの1級下。国の北西部に位置する港町シンコ・イバシ出身。
身長180
髪は濃い茶色のもじゃもじゃ髪で目が隠れている。
(過去に視線がキツいと言われたのを密かに気にしている)
寡黙そうな雰囲気。体力は身体強化を使える連中と五分に張り合える。
前世の記憶の持ち主。ただし前世は魔法が主体の世界でかつ貧しかった
とのこと。
遺伝で受け継がれた鑑定魔法の他に前世で使用していた記述魔法が使える。
記述魔法はかなり強力かつ万能。かつて十数人の魔法強盗を相手にして
圧倒的優位に戦った事がある。なお当時12歳。
色々暴走しがちだったフルエの実質的なお目付役。
成績優秀でほぼ万能な優等生。ただし趣味は百合な漫画を読むこと。
○ フルエ・シンマーチ・ニシーク
ミタキの1級下。国の北西部に位置する港町シンコ・イバシ出身。
中肉中背中おっぱい、銀髪肩まで。
意思が強そうな大きい目が印象的。
家はシンコ・イバシの北東に領地を持つ子爵家。
速度特化の身体強化魔法と風魔法を持っている。
なお『~なのだ』系の話し方は単なる西部の方言。
タカス君と違って方言そのままで話すから表記上そうなる。
以前は色々暴走しがちで、シンコ・イバシで発生した外国籍私掠船による
集団強盗傷害事件に一人で切り込んでいった事がある。その時危険な状況に
なった処をタカス君に助けて貰った(事件は無事解決)。以来タカスと一緒
に行動している。
【オマーチの研究室のみなさん】
○ トモ・セイフー・シント
現シント侯爵。高等部学生程度にしか見えないがオマーチ王立学園の研究院
副院長で30歳。アストラム国科学技術省参与兼任。オマーチで亡命貴族の子女
が中心になっている研究サークルの代表も兼任で務めている。本人が持つ魔法
は鑑定魔法と心理魔法。一説には美容魔法とか年齢偽装魔法とかを持っている
という噂もある。
○ タカモ・リイワ・クニ
ミタキの2級上。クニ男爵家の長女で家はスオー革命時に亡命してきた貴族。
先祖から原子・分子を操作可能な特殊工作系魔法とそれを確認できる鑑定魔
法を受けついでいる。
○ ミナミ・コ・ウチ
ミタキの1級上。
革命時に亡命してきた貴族の家系で現在はウチ男爵家。
被子植物の種の遺伝子をいじって品種改良する魔法の持ち主。これは基本的
には生物魔法の応用魔法の一種。
その他生物魔法の大半を使う事も可能。
(心理操作系統、促成栽培系統、治療魔法系統等)
○ キーン・メイジ・クガ
ミタキの1級下。
特殊演算魔法。シミュレーションを即時に頭の中で組み立てられる。
素材や形状の最適化等に効力を発揮するが使いどころが難しい魔法。
今までは主にタカモと組んで高性能素材の組成を出したりしていた。
なお自分では加工関係の魔法を持っていないため、シミュレーション結果を
実際に製作する際にはミナミやトモ等の心理魔法を使って加工魔法持ちの術者
にイメージを伝達する必要がある。
【王族及びその部下のみなさん】
○ ホン・ド・ウーリ・ヒロデン
ヒロデン王家の第一王子。王位継承権第二位。24歳。
上に第一王女ミヤジ・マー、下に弟1人妹1人いる。
内務総督として、特に教育、文化、産業に関わる王家事務を担当
している。
長身金髪のイケメン。
特殊魔法は風魔法、熱魔法でともに実戦レベルの実力を持つ。
頭脳も明晰だが性格はかなりおちゃめというか、何というか……
なんやかんや言いつつも、補佐官のエキテー兄妹を非常に信頼し
ている模様。
○ ターカノ・バシ・エキテー
キドー伯爵家の双子の1人。長女。年齢24歳。
ホン・ド王子の中等部以来の友人で、現職業は王子補佐官。
特殊魔法は移動魔法をはじめとする空間系魔法。
短期間の予知も行う事が可能。
小柄でちょっと可愛い系の美女。髪は黒髪短髪。
普段は無口に見えるが、それは職務上でのことで実際はかなり喋る
方である。
王子の護衛及びお目付役として、日々王子に振り回されている可
哀想な人その2。
ただし持ち魔法の関係で単独での戦闘力は最強クラスの1人らしい。
○ シャク・ショーマエ・エキテー
キドー伯爵家の双子の1人。長男。年齢24歳。ターカノの兄。
ホン・ド王子の中等部以来の友人で、現職業は王子補佐官。
特殊魔法は移動魔法をはじめとする空間系魔法。
妹と比べ移動可能距離と回数は長いが空間系の他の魔法は妹の方が
上らしい。もちろんこの魔法を持っている事は秘密とされている。
細身でやや小柄。髪はスポーツ刈り風。妹と違い本当に無口。
台詞よりため息が多いのは役目柄仕方ないかもしれない。
王子の護衛及びお目付役として、日々王子に振り回されている可
哀想な人その1。なぜこっちがその1かといえば、移動距離が長い
ハードな仕事は大体こっちに回ってくるため。
なお単独での戦闘力はこの国でも最強クラス。ターカノよりやや強い。
○ ジゴゼン・ハツ・カイチ
年齢26歳。女性。鑑定魔法と工作系魔法、付与魔法持ち。
現職業は王子補佐官兼中央研究所開発顧問官。
本来は技術系の超エリートらしいが基本的に現場で開発業務をやっている。
小柄細身でやや茶色い髪を後ろで結んでいる。
口調は本来は超早口だが、この話の中では割と自重して通常の速度で話して
いる。
『一度魔法で見たものは再現できるというとんでもない人』らしい。
普段の服装は若干汚れた上下ツナギだったりする。
なお王子補佐官だがターカノやシャクと異なり護衛術等の訓練は受けてい
ない純粋に技術畑の人。
○ ミヤジ・マー・ヒロデン皇太子殿下
27歳。金髪の見目麗しき王女殿下。ヨーコ先輩と外見はよく似ている。
王家では軍を担当。
現在の居所はウージナの海軍基地にあるウージナ離宮。
現在絶賛婚約者募集中と市中でネタにされるが、実は相手がいる事も
公然の秘密だったりする。
ただ相手がまだ高等学校生なので、せめて研究院を卒業してから結婚
式にしよう、という事になっている模様。
ちなみに相手はウージナ指定特別市の領主であるウージナ公爵の次男。
休日にはこっそりウージナのその辺でいちゃいちゃしている模様。
○ タンナ・ミナ・ミクー・ウージナ
国内に6家ある公爵家のひとつウージナ公爵ミナ・ミクー家の次男。
現在ウージナ王立学校高等部3年生で17歳。
割と小柄で栗毛色の髪。年齢以上に幼く見えるが強力な魔法使いで
あるらしい(詳細不明)。
ミヤジ・マー殿下とは10歳差だが、お互い小さい頃から恋愛関係。
なお身長はタンナ君の方が低い。
公爵家は王族から分家した家で、オマーチ以外の特別市を治めている。
【その他の人々】
○ エン・コー・バーシ
ミタキの姉。中等学校を卒業後、自宅の店を手伝っている。18歳。
特殊魔法は熱魔法、鑑定魔法、生物魔法のうち殺菌魔法を使用できる。
夢は自分の店を持つことで、その為あえて高等部へ進学しなかった。
ミタキの家には更に上に長男(シン・ジョー・バーシ24歳)がいるが、
彼は家を出て修行中なので物語にはきっと登場しない。
○ ニシハ・クシーマ
子爵様。厳密にはカーケ子爵ニシハ・クシーマ卿。
言わずと知れたシンハ君のお父様。
彼が貧乏になったのは十数年前、領地内のミセン山が噴火した際、
財産をなげうって領民救済に努めたからである。そのため領民からの
人望は高いが、未だに貧乏(ただし、29話時点)。
また話の中では頼りないように見えるが、現場の軍人としてあるいは
領主としては実はなかなかの人物。ただし細かい計算とかそういった事
は苦手。あとは文官とか偉い人も極めて苦手。
○ バイ・リーン
算術の先生。52歳。現在、ミタキに教えられた微分・積分のおかげで
お悩み中。その後ミタキに対数という概念も教わってやっと微積をある
程度把握し、秋の学会で発表した。
○ ミササ君
フルネーム不明。ミタキと教室内でよく話す友人の1人。文芸部所属。
病弱が転生 ~設定と説明資料~ 於田縫紀 @otanuki
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