闇夜、片翼の天使が嗤う。すべてが耽美。陶酔します。

何度か読ませていただいています。
あまりにも、この世界に惹かれ過ぎていました。
人間は本当に美しいものや怖いものを目にすると、
足が竦むと云いますが、私は指が竦みました。
わざと難しくしているのかしらと勘繰る漢字とルビ。
「赤」だけで「紅」「緋」「赫」と常用漢字外も連なります。
そういった漢字に懐かしさと愛おしさを想う私を
少々恥じらいつつ、もう隠しておけません。
物語の筋書は勿論のこと、終始一貫する耽美的表現。
誤変換から此処まで世界観を構築できる作者様、美事です。

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