あとがき
最後までお読みいただきありがとうございました。
私たちにとって「時間」とは一体、なんなのでしょう。
人はどうして目に見えない「時間」を知りたくなるのでしょう。
季節によって、太陽が上がる時間も沈む時間も違うのに、朝、昼、晩と一日を区切り、ある時になって「今日も一日が終わった」と言う。
それでも目に見えない「時」は流れていて、いえ、流れていると思えて、天には法則があり、知らず知らずのうちに物事は変転している。
不思議ですね。不確かなのに、確かにある。
第一作執筆にあたり、参考にしたサイトなどの一部を掲載いたします。
セイコーミュージアム銀座「時計の種類と機構の年表」
https://museum.seiko.co.jp/history/
婦人画報ホームページ「知っておきたい腕時計の歴史。始まりは王妃マリー・アントワネット」
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/fashion-jewelry-watch/a35009175/watch-kayamao-tomoko-201227/
一般社団法人日本時計協会ホームページ
https://www.jcwa.or.jp/time/tech/tech09.html
また、旅で訪れた場所で参考になったのは以下になります。
ベイヤー時計博物館(スイス チューリッヒ)
https://www.beyer-ch.com/uhrenmuseum/
ベルギー ブルージュ ベルフォルト(以下はBrüggeの観光局のページ)
https://www.visitbruges.be/en/belfort-belfry
ベルギー ゲント Gentにも有名なカリヨンがありますね。
インスブルック ベル・ミュージアム
Glockengießerei Grassmayr
https://www.innsbruck.info/sehenswuerdigkeiten/sightseeing/museen/detail/infrastruktur/glockengiesserei-grassmayr-innsbruck.html
カリヨン以外の各種ベルを含む世界のベルについての博物館です。
さて、改めまして、シレア国にお越しいただき、国中で御礼申し上げます。
シレア国シリーズは、稀有なことにいろんなお話が生まれました。それもひとえに、読んでいただいた読者様がいらしたからこそ。
https://kakuyomu.jp/users/Mican-Sakura/collections/16816452219399453347
長編は他に二作。いずれも単独でもお読みいただける仕様です。少しだけご紹介させてください。
第二作目「天空の標」
最後の最後に出てきました兄王子のお話。この「時の迷い路」と同時並行で進みます。兄は一体、何をしていたのか。二つを合わせてもう一度本作をご覧いただければ、また違った目で楽しんでいただけるのではないか、と思います。
第三作目「万有の分銅」
両作品ののち、即位式を前に、兄と妹が揃って難問に立ち向かいます。こちらは前二作をお読みいただいた後の方が良いかも?
どちらも第一作と同じく、とある「主題」を軸に物語は巡ります。
(ちなみに……第一、二作の少し後の話になる「恒久の絆」では、シードゥスのその後が描かれています。)
もし気が向きましたら、他作にもご訪問いただけたら、国の面々が作者と共に歓迎申し上げます。
さて、これからもシレア国の住人は元気に活動していきます。時空の迷いが入り口です。皆様のまたのお越しをお待ちしております。
重ね重ね、最後までお読みいただきありがとうございました。
時の迷い路——シレア国史 時の章 蜜柑桜 @Mican-Sakura
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