概要
「じゃあ、死んだらいいんじゃないですか?」
猫目緋子が店主をつとめる喫茶店『C3-Lab』と、幽体離脱体質の女の子、七ツ森夏乃佳や、常連客が織り成す、非科学的な物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不思議と科学の狭間で
書籍化もした「科学喫茶と夏の空蝉」よりちょっと前の話?です(それぞれ単体で独立しているため、どちらから読んでも大丈夫です)。短編集。
文章量が気にならない、流れるような読みやすい文章、一風変わった喫茶店の空気、魅力的なキャラクター達とこの世界観を気に入っているのですが、いざこうして感想を書こうとすると、逃げ足の早い猫でも抱えていたみたいに、自分なりに掴めていたはずがするっと逃げられてしまう。
コレは緋子さんが不思議を体験するのではなく、七佳ちゃんの話を通して見聞きするから、読む私も断定がしにくいのかも。(緋子さんも断定を避けているように思う)七佳ちゃんもヒヤッとする事をサクッと言うし、(…続きを読む