第6話 自主企画にもあの機能を

 自主企画、これはかなり良い機能だと思う。

 そもそもweb小説という砂漠のなか、自分という素人の小説を読んでもらうのは至難の技である。書店に行けばわかるように、書籍化された本でさえ、私たちの目に留まるのはごく一部。あのですら、だ。

 それに比べ私たちの作品なんて、砂漠の砂に等しい。

 だからこそ宣伝活動が必須なのだ。

 私はプロモーションと呼んでいるが、多くの作品を読み、コメントし、レビューを書く。暖かいコメント、美しい文章を残しておけば、この人の作品を読んでみようかな、という人が少しでも増えてくれるだろう、それを期待して行う一連の行動をそう呼んでいる。

 

 自主企画が登場するまでのプロモーションはたかが知れていた。しかしこの企画の登場によって、プロモーションはかなり捗るようになった。すばらしい機能である。


 しかし、この誇るべき自主企画にも弱点があるのにお気づきだろうか。

 いわゆる「sageられ埋もれてしまう問題」である。

 せっかく勇気を出して、「よし! この企画を立ち上げよう!」と思ったのに、なぜか同時期のタイミングで多数の自主企画が立ち上がると、一気に自分の企画が下の方に埋もれ、目に留まらないことになってしまう問題である。


 自分の気になる自主企画が下にあると分かっていれば、下の方まで探すこともあるだろうが、そうでなければ上の数個をみて見るのをやめるというのが通常のユーザーだろう。

 それではせっかくの良い企画が台無しである。


 この問題を解決する方法がある。

 それが再登場、やっぱりあの方法である。


 

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