亜細亜系、絶対救命劇

恵民署で生まれた蝴蝶は、自尊心は強いがとても人命に真摯な少女。
あるとき恵民署の提調として現れた美丈夫・花精とともに最先端の医療を行っていく……。

中華・韓国風、医療ファンタジー。
主人公たちの距離感がちょうど良いと感じました。
甘い恋愛でもなく、それぞれが熱意を持って役割をこなしていく、そういう物語がわたしには大変好ましく思えました。

蝴蝶も花精も個性が豊かなのに尖りすぎず、二人とも辛い過去を背負っていますが、品格を失わない。
この絶妙な雰囲気はなかなか出せるものではなく、作者様の強みだと思います。

中華系、西洋系、問わず、この作品は他と比べて少し斬新な雰囲気を持っています。
これまでの物語に飽きて、ちょっと変わった物語が読みたい方は必読です!

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