伝わらない想い、綴れない想い。繋ぎ合わせるは、『詠目』を持つ少年。

文明が退廃した世界にて、手紙を届けに道無き道を進む少年、カタリ。
やがて彼は目的の地、巨大な塔へとたどり着く。そこで出会ったのは、人嫌いな男性と、AIの少女でした。

不器用な二人を救うため、カタリは動き出します。その一連の流れというものがなんともスマートで、彼の魅力を存分に引き出している作品であるように感じました。

書けども届かなかったラブレター。機械では綴れなかった物語。
その果てに二人が紡いだ結末、どうか味わってみてください。

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