彼女が出会ったのは、『幸せ』を配り歩く少年でした。

まことしやかに噂される不思議な少年、カタリィ・ノヴェル。
彼から一冊の物語を譲り受けた、主人公である女性。それは彼女の心に潤いを、明日への活力を与えてくれるものでした。
誰かの物語が、彼女を癒し。彼女の物語が、また別の誰かを救う。そうして世界は回っていく。なんとも素敵な話ではありませんか。

書くこと、読むこと。その繋がり、その尊さ。
不思議な少年が…この作品が、教えてくれます。

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