短距離勝負で全力疾走、笑いもストーリーも。

タイトルでひきつけ、無茶振りで笑わせ、ツッコミで笑わせ、そして成果で爆笑させる。起、承・転なし、結の全力疾走コメディ。それでいてシチュエーションはほどよく現実的で、羞恥心をかなぐり捨てれば割と出し物としてアリだというのがまた凄い。
そもそもからしてツッコミどころが満載の「走れメロス」を、さらにツッコミどころしかない魔改造。しかし、全体としてはなんか合ってる。笑って、笑って、何故か不思議と納得する。笑いの中にセンスと説得力が光る、実は名作かもしれない小品。

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